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伊藤 主税; 内藤 裕之; 伊藤 敬輔; 石川 高史; 西村 昭彦; 大場 弘則; 佐伯 盛久; 若井田 育夫
no journal, ,
福島第一原子力発電所(1F)の燃料デブリの取出しに向けた原子炉圧力容器・格納容器内の燃料デブリの位置や状況の把握に適用可能な、可視化(観察)、元素分析、放射線計測の機能を有する光ファイバ遠隔検知技術を開発し、10Gy/h以上の高線量環境下で1日以上連続使用できる性能を目指している。ファイバスコープによる観察技術については、ヒドロキシ基(OH基)を添加した溶融石英光ファイバの基礎試験結果に基づき、実用レベルの2万画素イメージファイバを試作した。放射線計測については、OH基添加より耐放射線性に優れるフッ素を添加した溶融石英光ファイバとルビーシンチレータを用いた放射線計測の原理を確認し、検出器を試作した。これらに線を積算1MGyまで照射した結果、10Gy/hで1日以上となる積算線量1MGyの放射線環境で遠隔観察・放射線計測が可能な見通しを得た。今後は、本技術に基づく試作機を設計・製作し、1F適用に向けた実証を行う予定である。
伊藤 主税; 山本 崇裕; 関根 隆; 若井田 育夫; 宮崎 信之*
no journal, ,
福島第一原子力発電所(1F)の原子炉圧力容器・格納容器内の燃料デブリの位置や状況の把握に資するため、10kGyhレベルの高線量環境下で1日以上連続使用可能な遠隔放射線計測技術を開発した。本研究では、ルビーシンチレータと全長50mのフッ素含有石英光ファイバを用いた線計測装置を試作し線量率0.1kGy/h10kGy/h、積算線量1MGyの高放射線・水中環境おける線量を遠隔計測できることを示した。今後は、低線量側の適用限界等を評価し、1F格納容器内部調査への適用を提案していく。